<ノヤギの排除後の媒島の植生変化についての講演要旨>
                                                             040703新規
                                                              MULBERRY

<資料>
2003-5-8、ビジターセンターにおける
都立大学 可知直毅 教授の講演よ


=内容=

・かつての媒島は
   面積15.8ha
   1991年 ヤギ501頭 316頭/Ku---1999年排除
   
・植生調査
  全体を93個に----100×100mメッシュに
                 うちさらに20×20mを調査区として全種チェック(2002-7〜10月)
  解析は多変量解析で
         植生分類 相互関係など

・分類
  群落T (森林)    18
  群落U-1 (草地)  21
  群落U-2 (草地)  55

  固有値 T:(U-T:U-2=固有値0.28)=0.38
 
  群落T (森林)   =樹冠 タコノキ・ビロウ・ヤロードなどに
                林床 モクタチバナ ウラジロエノキ オガサワラハチジョウシダ
                    カタバミ エダウチチジミザサなど  多様性高い
  群落U-1(草地)  =コウライシバ・ソナレシバ フタシベネズミノオ
                などで木本成木なし  ウラジロエノキ・ギンネム実生有
  群落U-2 (草地) =シマスズメノヒエ ススメノコビエ ツボクサ
                タイワンヒメクグなどで木本あり 
                ウラジロエノキ・ギンネム成木 
  
分布  T   北東部標高高いところ
     U-1 南東部   U-2 北西部

個体数  
T U-T U-2
ウラジロエノキ 16 2
タコノキ 16 5
オガサワラハチジョウシダ 11 2
タイワンソクズ 11 3 23
スズメノヒエ 7 1 34
ツボクサ 7 2 39


 ヤギ排除後
  コウライシバ
   |                 
  シマスズメノヒエ
   |
  ウラジロエノキ
   |
  森  林
     へと変わるが  どの部分からでもギンネム林に変わることもある。
     コウライシバから裸地化することもある

 
                                                         以上
                                     
メール アイコン
トップ アイコン