<父島でのイエシロアリ被害についての報告>
                                                     061020更新
                                                   
MULBERRY

資料;2006-10-18、シロアリ対策団による講演より
要旨の抜粋



地中にあった巣( 2年くらい)

大量のシロアリ

=内容=
・村の所管----建設水道課(2006年度現在)

・侵入から定着まで 
  米軍時代---侵入
    米軍の資材から複数回侵入
  ↓
  定着---防御がなされずに、広がった
  ↓
  羽アリ大量発生
   建物周囲の切り株や倒木に小集団できた

・具体例(シュミレーション)
  波止場から侵入
      同年風向きの方向へ広がる
  ↓
  翌年 3つの集団
  ↓
  さらに1−2年後 4つの営巣から羽アリ
  ↓
  侵入から5年後にはネズミ算式以上に増える
  ↓
  現在:住宅街の駆除進んだ 周辺山林は集団多数あり
     
・大村地区 
  羽アリはいろんな方向から来る
  100m以内に林があれば毎年来る可能性
  
・侵入時について
  初期駆除がなされなかった
  無防備であった---いなかったから
  シロアリのエサが豊富
  気候・地理的条件よい
  ↓
  結果爆発的に増えた。

・羽アリ
  豊富なエサ 小コロニー 天敵少ない
  エサが豊富なら他のコロニーのシロアリと争わない
   ↓
  結果:狭い範囲で共存

・駆除の実績---  駆除段階
 1段階--敷地内駆除
 2段階--敷地周辺山林
       現在--羽アリ対策実施 

 3段階--建物の予防処理・維持管理
      3−5年で再予防処理
      ベイト剤(毒エサ)の使用も

・ベイト剤の使い方
 1:ステーションにエサ木
 2:イエシロアリ侵入
 3:ベイト(毒エサ)
 4:1ヶ月で死滅
 5:1の繰り返し

・.カンザイシロアリについて
  種類:ダイコクシロアリ・
      アメリカカンザイシロアリ(小笠原にはいない)
  乾いた材につく:家具・生活資材・たたみ・垂木
  被害が目立ちにくい
  駆除---くん蒸法しかない

・巣の場所について
  一般的には木の下の地中  
  タマナ・ウラジロエノキ・ムニンヒメツバキなど:
    木の中にできやすい・切り口に土がつく
  モクマオウ:木の中で小さくばらけてできやすい
  アカギやモクマオウは入りにくい
  リュウキュウマツ・ウラジロエノキは入りやすい

                                               以上

                                     
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