<小笠原のノヤギの排除についての講演要旨>
                                                             030403新規
                                                   Bonin Explorer MULBERRY

<資料>
2003-3-29、ビジターセンターにおける
財団法人 自然環境センター 常田邦彦氏の講演よ


=内容=
・外来哺乳類の問題
  農林漁業への被害
  生活環境への影響
  人畜共通感染症
  直接被害
  生態系の攪乱
    在来種の排除・置換
    稀少種や固有種への危険
    環境の改変
  遺伝的攪乱

・ノヤギについて
  1万年ぐらい前に家畜化
  パサンあるいはマーコール(原種)
  適応の幅広い
  いろんなもの食べる(草食)

・ノヤギ排除事業
  1991 環境庁の調査
  1994 都 植生回復調査
  1995〜都 植生回復事業   婿・媒・嫁・西島
       1997 事業本格的開始

  1999 媒島完了
  2001 嫁島完了
  2002 婿・西島完了間近  残り2−3頭

*父・弟・兄島はまだ排除事業行われず。村事業で父島の間引き行われている。

・媒島のノヤギ駆除から
  行政が事業をやるのは先駆的であった。
  生態搬出(生きたまま運び出す)は手間になってしまった。
  愛護と保護は違う
  合意形成の必要性

・村事業
  父島では年間100頭程度、排除している。

・残る島での排除について
  島が大きく、地形も複雑なので、よほど本腰を入れないとできない。
  外国では、父島サイズのところでの排除例あり。
       雌ヤギへの発信機の装着やヘリからの銃殺など

 
                                                         以上
                                     
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