<モンテンボクについての講演要旨>
                                                             020725新規
                                                   Bonin Explorer MULBERRY

<資料>
2002-6-22、小笠原ビジターセンターにおける
東京都立大学大学院 理学研究科 牧野標本館 高山浩司氏の講演よ


=内容=
・モンテンボクとオオハマボウ
モンテンボク オオハマボウ
花弁 小 変異大
裂果の偽隔壁 なし あり
種子 毛あり 大きめ 毛なし 突起あり 小さめ
葉の大きさ 小 切れこみ浅い
毛なし
母島のものは短い毛あり
気孔多い
大 深い
長い毛あり
種子の浮遊性 大部分沈む 浮く90%
種子の断面 小さい 空隙あり

・母島:毛が多いもの;乾いたところに多い
       少ないもの;湿ったところに多い
 父島:毛はほとんどない 
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 環境による違いではない様   遺伝の違い?

・葉緑体DNA:ハプロタイプ
  父島と母島で遺伝的交流ない    父;Aタイプ主  母;いろいろ

  小笠原オオハマボウJ----沖縄方面オオハマボウQ(東島・なこうど島にも)----モンテンボク各種
   となり
モンテンボクは小笠原のオオハマボウより沖縄方面のものに近い

・種分化の仮説
  オオハマボウの祖先種が漂流
  |
  内陸へ広がる ;種の沈下 
  |
  島の交流なくなる
  |
  新しくオオハマボウが移入した


                                                         以上
                                     
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