<ぱしふぃっくびーなす乗船記010227>
                                                                 010310 
                                         Bonin Explorer MULBERRY

                                                                     
2001-2-27〜3-1にぱしふぃっくびーなす、春の小笠原クジラ探しクルーズで
神戸−小笠原に船内講師として、乗船したレポートです。
片道だけの乗船ですので、十分なレポートではありませんが、
少しでも、豪華客船での船旅の参考になれば幸いです。


ぱしふぃっくびーなすについては下記のHPを見てください。
                                              びーなすクルーズナショナルランド
                   
ビーナス

2001/2/27神戸発
前泊の大阪より、午後、出発の神戸港ポートターミナルに向かう。
17:00ごろ、最初の出発地、高松より神戸港に入港。
さすがにでかい。普段おが丸を見慣れているものとしては、どうしてもおが丸と比較してしまう。
26000トン以上と、トン数だけでも3倍以上である。
着岸の際は、タグボートに押されて着岸していた。
乗船中にみた客層はさすがある程度値段が張るだけあって、年配者が多い。
乗船で2時間ほど停泊したあと、19:00に夜の神戸港を出発。
神戸の夜景がとても美しい。たまには街の夜景もいいもんだ。

僕は乗船してすぐに、まず船内を徘徊して、とりあえずどこになにがあるか確認して回った。
広い船内はトップラウンジまでで12階もある、ちなみに宿泊部屋は6回。
デッキにはプールもあるが、さすがに寒くて無理だ。

船内は何ヶ所かエレベーターがありさしずめ、動くホテルである。
部屋は一般タイプの部屋だが、ツインベッド・ソファー・トイレ・シャワー・テレビ・机・いす・ポットなど
ビジネスホテルと同様に揃っている。さすが船旅を楽しむ船だ。

出港してすぐに展望浴場にはいった。船の階数でいうと、確か11階で最上階に近いところにある。

夜景を見ながらのお風呂は、夕日を見ながら飲むビールと気分的に近いものがある
その後すぐ夕食、今日はカジュアルデイなので、ラフな格好でかまわなかった。
メニューは懐石風の和食で、あっさり味の年配者が多い客層にあわしている感じである。
乗客が少ないせいか、今回は自由席で好きなところについて食事した。
各テーブルごとに担当のボーイさんがいて、サービスは行き届いている。
ボーイさんは当然日本人ではない。片言であるが、愛想はいい。
食事は旅行費用にすべて含まれているが、アルコールドリンクは別である。
キャッシュレスシステムで伝票にサインををして、最後にまとめて、清算するシステムになっている。
食事以外のほかでも、同様である。現金を持ち歩かなくてもいい。
でも、ルームカードと乗船証は持ち歩かなくてはならない。

明日の講演が気がかりなので、イベントには目もくれず、
食後、部屋で缶ビールをいっぱい飲んで、早めに就寝した。


2/28終日航海
朝、目覚めたら、そこそこうねりがある。船も大きいとはいえ、やや揺れている。
ドアのところには船内新聞がはさまれ、一日のイベントなどが書かれている。
そのため、いちいち放送はない。

今日は午前と午後二回、講演をするので、早めに朝食に出かけた。
この日の朝食は和食で、メニューは朝食の定番ものであるが、品数が多くさすがである。
デザートにもたくさんのフルーツがつき、さすがに食べきれなかった。
なんか、残飯のことがとっても気になってきた。

食後、早速ホールに出かけて、準備をした。
講演はレクチャールームのようなところではなく、ダンスを踊ったりするメインホールで、
ちょっとやりにくい感じの場所ではあった。
午前中は9:30から45分間でで、テーマはクジラと鯨類の話。
前半、話で、後半はスライドの2本立てにした。
はなしのほうでは、あまり専門的にならないような内容にし、細かいことはスライドで説明することにした。
時間になって集まってくれたのは、40人ぐらいであろうか。まあそんなもんであろう。
こちらの予想の客層としては、小笠原が初めてで、クジラをみたことがない人が多いと予想。
大体、予想通りだったので、わりと楽に話ができた。
午前の部は何とか、うまく終わった。

昼食も早めに出かけた。周りの目があるのでさすがにビールは頼めず残念。
散らし寿司とにゅう麺、煮物などで、軽めなのだが、あまり動いていないため食べきれない。
3食きちんと食べていると、あっさり料理とはいえ、絶対太ることまちがいなし。
多少残すぐらいでちょうどいい。ああ、でも残飯が気になる。

昼食後、すぐ午後の部の準備に取り掛かる。
午後は1:30からで90分間なので、45分ずつ、話とスライドである。
スライドは100枚ぐらい準備した。テーマは島の暮らし・歴史・自然など。
来てくれた人数は先ほどよりやや増えていた。
時間の大半は島の暮らしについてお話をした。
そのほうが小笠原をよく分かってもらえると思ったので、専門的な話は止めた。
スライドで、自然については細かく説明した。
無事何とか終えたが、90分という時間は非常に長い。疲れた。

イベントとしては、僕の講演も含めて、朝から夜まで、食事時間を除けば、
なんかしらのイベントが行われていて、結構楽しめるようになっている。
またカジノもあるので、これもいい。ちなみに換金はできない

仕事から解放されて、最上階に行き、サウナを浴び、入浴した。
船が揺れていたため、浴槽も結構波立っていた。
ほっとした気分で、急に娘に会いたくなってきた。

夕食からはセミフォーマルだ。このために持ってきた、スーツで出かけた。
スーツは一年ぶりかしら。肩がこる。
メニューはフランス料理のコースだ。
一品ずつボーイさんが運んでくる。やはりあっさり目の料理になっている。
久々に食べるコース料理で、しっかり美味しく頂いた。この次はいつになるかしら。
食後にショップに立ち寄り、娘の土産に船をかたどった、クッションを買った。喜ぶだろうか。

食後は、どっと疲れが出て、イベントを見に行く元気もなく、さっさと寝てしまった。
ちょっと残念なことをした。


3/1父島到着
6:00頃目がさめると、島が見える。やっと帰ってきた父島だ。
デッキに出て、湾内に入るのを見に行く。
暖かく気持ちがいい。花粉症ももうここまでは追いかけてこない。
この船は着岸できないので、沖のブイに係船するとこになる。

係船作業中にそそくさと、朝食を取り、清算をを済ませ、下船準備をして、トップで下船した。
通船で青灯台に向かう。
青灯台では妻と娘が待っててくれていた。
早速、娘に船のクッションを差し出す。喜んでいた。ほっとした。


最後に、お世話になった皆さんありがとうございました。

          

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