<08年11月26日アホウドリ連絡会議要旨>
081216新規
マルベリー
2008-11-26、アホウドリ連絡会議の要旨です。
<2008年、聟島での新繁殖地形成事業の実施結果について>
・ヒナの選定
移送するヒナは40日齢・体重は4.5kg-5.0kg
親が問題なく給餌している栄養条件のいいヒナ
性別は識別不可能
・ヒナの飼育
餌量は100日齢まで、エネルギー消費を200kcal/BMkgで計算
餌とは別に与える水分量は体重の5-10%
餌は与える直前に解凍、
餌やヒナには使い捨ての手袋着用で、
使用済みの器具などは石鹸水、塩素水で殺菌。
「結果」
・ヒナの移送
ヘリによる移送(捕獲から放鳥まで6時間、うちヘリ1.5時間)
10羽移送(うちメス6、オス4)
・ヒナの飼育
ホソトビウオ・スルメイカを主の餌
5/19-24の間にすべて巣立ち( 鳥島のヒナよりも巣立ちが早い)
5羽に衛星発信機装着・・・鳥島の行動と顕著な差はなし
巣立ち1週間海上漂い、のち北へ飛行
<今シーズン(2009年1月以降)の計画>
飼育方法は2008年と同じ
移送するヒナは35日齢(前年より5日若いもの)
飼育個体数は15羽。
飼育期間中に音声装置を作動(雛に成鳥の声を聞かせる)
キャンプサイトにプレハブ2棟(約21u)を設置
餌にはオキアミも含める
衛星発信機は5羽の予定
スケジュール
1月下旬:鳥島、聟島で雛の移送・受け入れ準備
2月上旬:鳥島から聟島へ雛を移送
5月下旬:雛に発信器を装着、キャンプ設備・デコイ撤去、住民説明会の実施など
以上