<南島の昆虫相とその特徴>
                                                            081216新規
                                                           マルベリー

2008-10-1東京都自然ガイド能力向上講習において、
神奈川県立生命の星・地球博物館 刈部治紀樹研究員の講義要約です。


昆虫相の概要
 60種弱が確認
 種が少なく 単調な生態系
 父島では絶滅のスジヒメカタゾウムシ・オガサワラトラカミキリ・
                           固有ハナバチが生育
 クサトベラ・タコノキ・ハマゴウなどの限られた植生に頼っている

トンボ類・・・固有はいない
 アオモンイトトンボ・オオギンヤンマ・ベニヒメトンボ・コモンヒメハネビロトンボ・
 ウスバキトンボが確認・
 ギンヤンマも可能性あり

オガサワラトラカミキリ(固有種)
 5-10月ころ見られる
 モンパノキ・クサトベラなどで見られる

チョウ類・・・ 定着していない
 
スジヒメカタゾウムシ(固有属固有種)
 ハマゴウ・タコノキ・クサトベラなどの葉で見られる

オガサワラムシヒキ
 ハエの仲間の固有種
 草地で見られる

アシブトメミズムシ
 陰陽池周辺
 カメムシの仲間・石ころそっくり

                                                         以上