<脅威の移入種>
                                                            060420新規
                                                          MULBERRY

<資料>
2004-2-6
森林総合研究所 群落動態研究室  阿部 哲人 氏の
研究報告より要旨抜粋


=内容=

・大量絶滅について
  35億年前---生命誕生
  6億年前---生物の爆発的進化
   ↓
   5回の大量絶滅
   ↓
  99.9%の種は生存に失敗
   ↓

  遺伝子が悪いのか   運が悪いのか

・爆発的種分化
  5.3億年前---カンブリア紀:バージェス頁岩の化石群
 
  熱帯林---アマゾン5万年で寒・熱繰り返し  種分化進む

  島嶼--適応  種分化

・大量絶滅
  2.5億年前----ペルム紀末   52%の科  96%の種が絶滅
 
  白亜紀末---地球外天体衝突   43%の属が絶滅

  
・大量絶滅の選択圧:化石研究から
   ランダム ×      選択的   ×    特定種   ○

   原因:競争・捕食   自然かく乱    確率論
         ↓
   地球規模の寒冷化が最有力


・現在の生物
   50%の種が絶滅するまでの時間
            鳥類  哺乳類---200−300年
     
   小笠原の場合---推定 0.6/年絶滅   80年後には半数絶滅


<小笠原でのセイヨウミツバチの影響>
    
・島の特徴
    ポリネーター(ハエ・甲虫など)
    花小さい 目立たない  皿型

・ミツバチが好むもの----外来種
   父・母は外来種のほうが多い。  属島は逆
        
   固有種訪花   ハナバチ  >   ミツバチ
   外来種訪花   ハナバチ  <   ミツバチ
   
   父・母 ミツバチ
        外来種  アオノリュウゼツラン  デリス  ホナガソウ  ゲットウ
        固有種  ノヤシ タコノキ  ムニンネズミモチなど      多く訪花

        暗い林内には訪花しない
        滞在短く   花序内訪花高い
        在来の訪花昆虫より大きい

・訪花昆虫の衰退の原因:
    ミツバチ×   グリーンアノール○
        ↓
    アノール捕食仮説
       捕食実験:  ミツバチ 0%     それ以外100%
        ↓
    対策;アノールの駆除 固有種の保全



                                                          以上
                                     
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