<チクリンカとムニンハマウドについて(2006年)>
                                                            060413新規
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<資料>
最近の研究報告より要旨抜粋


=内容=

チクリンカは移入種と推定される

チクリンカは
絶滅危惧種の固有種とされていたが、
信州大学・船越英伸氏の報告によると

かつて中国・インド・スリランカで分布する同種が
人為的に持ち込まれたと推定した。


ちょっと前の報告なので、
すでにご存知の方もあるでしょう。

小笠原植物図譜の改訂版でも
この方の見解について引用され、
固有性について疑問視されている。



参考:植物研究雑誌 第80巻 第6号(平成17年12月) 
報告者:信州大学・船越英伸氏

ムニンハマウドは固有種と考えられる(英文報告)

ムニンハマウドは
大東島に分布するものの同種とされ広域分布とされていたが、

アロザイム分析によって、
大東島のムニンハマウドは本州のハマウドと同種とされ
小笠原のムニンハマウドは固有種と分析された。

詳しくは今後の更なる報告に期待。

参考:Acta Phytotax.Geobot 56(2)  (2005) ISSN 1346-7565
報告者:京都大学・せお あきひろ氏


                                                          以上
                                     
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