<屋号・マルベリーについて>
                                                                      070731
                                                  マルベリー 吉井信秋
                                                                     
屋号・マルベリーをどういう風にして決めたかをまとめています。


小笠原・父島にひょんなことから暮らしはじめて、もう丸15年になる。
マルベリーという屋号のガイド業をはじめて7年ほどになる。

独立してガイド業を始めるとき考えることの1つに屋号がある。
できるだけ小笠原にちなんだ屋号がいいと思っていた。

そのときすでに長女の千尋(ちひろ)が生まれていた。
千尋は島の地名である千尋岩からとった名前である。

だから屋号もちょっと島の地名にこだわった。
でも子供の名前と違って、横文字系がいいなと思った。

海図やら古い地図を見ると、開拓時代につけられた英語系の地名がある。
その中で、千尋岩の下の海岸はMULBERRY BAY(丸縁湾)とついている。
MULBERRYっていいなと思った。


MULBERRYを辞書で調べると、桑の木・桑の実のことである。
小笠原にはもともと固有種のオガサワラグワがある。
かつて、島で一番の高級材として重宝された樹木である。
だから伐られて、今ではかなり少なくなっている。

MULBERRY BAY(丸縁湾)の由来ははっきり分からないが、
きっとこのオガサワラグワに関連があるものと考える。

最近では、外来種のシマグワがあちこちで目に付く。
この実は、子供たちに人気である。

陸系のガイド業として
島の地名と桑という樹木にちなんだ屋号ならぴったりかなと思った。

そして、語感もいいし、
5文字程度で短いので、略されず、覚えやすいかなと思って、
マルベリー(MULBERRY)に決めた。

MULBERRY(マルベリー)は愛する小笠原・父島にちなんだ屋号です。


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