<ビーチコーミングについて>
                                                                         050425更新
                                                               MULBERRY担当吉井信秋

ビーチコーミングプログラム実践例を紹介します。


実践例:2005-3-28、29、「B&G小笠原体験クルーズ」父島の前浜にて45-50分程度のビーチコーミングプログラム。

プログラム概要

オリエンテーション  5
ビーチコーミングプログラム  35
まとめ        5分  


内  容
    1回につき45分以内
@オリエンテーション  5
  スタッフ自己紹介
  
  安全事項・注意事項
    活動エリア・活動時間
      拾う際の怪我の注意 好天時の日差し注意
      活動で使ったものは元に戻す
   
プログラム説明
    活動内容を簡単に紹介。

Aビーチコーミングプログラム   35
アイスブレーク的にサンゴじゃんけんおよびサンゴ版フルーツバスケットをやり、
その後、本体の活動(いろんなもの探しか漂着物パーターン)を1つ実施。

サンゴじゃんけん    10
サンゴからいろんな形を探し出す。
*サンゴの多様性を知る・遊びの楽しみ・

 各自それぞれ特徴のある
3つのサンゴを拾ってくる。(5分)

 対戦相手を選ぶ。

 スタッフがお題を言う。
  おおきいもの・小さいもの・細長いもの・平べったいもの
  重たいもの・つるつるしているもの・色がついているもの

 じゃんけんさんごで、お互い出す。判定はお互いで。

 相手を変えて、同様にじゃんけん。3回繰り返す。  (
5分)

 結果発表 

サンゴ版フルーツバスケット(サンゴバスケット) 15分
サンゴからいろんな形を探し出す。
 *サンゴの多様性を知る。遊びの楽しみ。

 各自お気に入りのサンゴを1つ持ってくる。
    片手で軽く持てる程度のもの

 皆で見せ合う。
 所定の輪の位置につく。
   サンゴなどで目印を置くと分かりやすい。

 鬼役が輪の中に入り、お題を言う。
    おおきいもの・小さいもの・細長いもの・平べったいもの
   重たいもの・つるつるしているもの・色がついているもの

 お題に相当するサンゴを持っている人は場所替えをする。
 
 場所のなかった人は次回鬼役となる。
 数回、繰り返す。

いろんなもの探し  (20分)
 いろんなものを探しながら、ビーチコーミングをする。
  *自然物の多様性を知る・遊びの楽しみ

   (活動概略)
   4
1組7班に分け、9種のものを各1個づつ集めて、カードをうめる。(約5分)

  集めるもの
   
貝類 種や木の実 ガラス(ビーチグラス) 瀬戸物 木や枝
    石  ゴミと思えるもの  棒状のサンゴ それ以外の形のサンゴ

  それぞれ集めたものを、みんなで見比べる。(5分)

  簡単なまとめと知識。(5分)


漂着物パターン(20分)
 漂流物からいろんな形を探し出す。
  *自然物の多様性を知る・遊びの楽しみ・

  (活動概略)
  4
1組7班に分け、9種の形ものを各1個づつ集めて、カードをうめる。(約5分)

  集めるもの
    
     丸    楕円   Y   L    平行あるいは長方形
     三角   渦巻き  アーチ型     放射状 

   それぞれ集めたものを、みんなで見比べる。(5分)

  簡単なまとめと知識。(5分)

Bまとめの知識編 (5分)

いろんな漂流物
   漂流物の3つのタイプ;自然由来のもの(陸と海からのもの)・人工物
              自然由来 陸   植物の種子  木や枝  石
           海から 貝や魚の死骸 サンゴ
              人工物      プラスチック ゴミ 瀬戸物 ガラス

ゴミの話
境浦でのビーチクリーンアップ結果やライタープロジェクトの結果。

・境浦ビーチクリーンアップ結果

   1、硬質プラスチック 2、プラスチックシートや破片 3フタ・キャップ 4、ロープひも

・向島漂流ライター発生元
   1、日本 58% 2、台湾 3、中国

小講義:島への動植物


  海を越えてくる動植物
   ・種子: 鳥 風 海流散布 
  ・生き物:飛ぶ ラフティング(漂流物にのる)

C資料編

ビーチパターン

まる yあるいはY 三角
L型 楕円

放射状

渦巻き
アーチ型  平行=か長方形


いろんなもの探しカード

貝類 種や木の実 ガラス(ビーチグラス)
瀬戸物 木や枝
ゴミと思えるもの 棒状のサンゴ それ以外の形のサンゴ


D補足
  アイスブレークはサンゴバスケットのほうが  動きもあり、盛り上がって活動できた。
  サンゴじゃんけんはややお題を出しにくいのと、お題に対する判定の難しさがある。

  いろんなもの探しや漂着物パターンは選ぶ形や種類をいろいろ変えることで、
  探す時間が変わってくる。
  
  また、集めた物を発表してもらう形式にすると、時間が長くなるが、
  いろいろ話がふくらみ、分かち合いとして有効。。
  
参考文献:ネイチャーゲーム 「フィールドパターン」 「フィールドビンゴ」
      体験的に学ぶさんご礁「ティーチャーズガイド」など

                                                                                                                       以上

漂着物アート作品集

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