小笠原・父島のノヤギについて
000823
Bonin Explorer MULBERRY
・父島の現在の頭数
300頭以上はゆうにいるはず
夜明山付近80頭程度 南・北袋沢190頭程度などから推測される。
・父島のノヤギの経緯
戦前はほぼ全部管理されていて、野生はいなかったよう。
終戦時には、ヤギは全部食べ尽くされていた。
戦後、聟島からまた持ち込んで放されたものが野生化している。
返還時450頭程度のノヤギ。返還後から随時駆除を行いつつ、現在に至る。
地形的に完全駆除は難しい。小笠原ではトラップによる追い込みがいいのではないだろうか。
・種類:ザーネン種
・行動範囲
オス70ha メス45haと
オスは比較的広く移動し、メスはある一定範囲にとどまる傾向がある。
・ライフサイクル
生後5−6ヶ月まで授乳・親といっしょの行動
それ以降は性成熟に達し、3−4歳で寿命。
・群れの組成
オスだけ・メスだけ・両性(38%)
周年発情している。
・食性 : ヤギが口に運ぶ回数からの推定。
ギンネム・イネ科・ササの仲間などが多い。特にギンネムが多い。
・植生への影響:ハワイでの報告から
5CM以上の発育を妨げるため、高木の生長の妨げに。
・ヤギの岩場での行動
休憩。ある程度習性にちかいもの。
・ヤギの駆除方法:カリフォルニアの方法
あるヤギに発信機をつける。
群れを形成したところで、発信機をつけたもの以外は射殺。
また、群れを形成したら、そこで同様に射殺。
・ガラパゴスでは
ガイドなども銃を携帯し、ヤギをその場で射殺している。
以 上