<タイワンモクゲンジの駆除についての講演要旨>
040205新規
マルベリー 吉井信秋
<資料>
2003-12-10、ビジターセンターにおける
都立大 牧野標本館 加藤英寿氏の講演より
=内容=
概 論
・言葉の定義
移入 人為でまたは自然に
外来 人為で
侵入 拡散したときに自然を脅かす
・外来種の問題
生態系への影響
生活環境の悪化
産業への影響
・侵入種による生態系への影響
導入( 外来から侵入へ)〜 野生化〜 定着〜拡大 へとつながる
・小笠原の侵入樹木:アカギ・ガジュマル・シマグワ・モクマオウなど
・侵入となりやすい性質
適応性の高いもの
つる性や被覆性:覆い尽くすタイプ
アレロパシー物質分泌のもの
自家和合性・自動自家受粉
大量の種子
複数年の埋土種子集団
種子が鳥・動物・風で散布しやすいもの
薬・刈り込み耐性
・小笠原を守るには
導入防ぐ WRAシステムなど有効----ある種のリスク評価システム
ハワイでも適用 危険種のリストができる
駆除・抑制
在来種への影響?---在来と外来のネットワークを把握するべき
・外来種対策
予防
科学的理解
モニタリング
迅速な順応的管理
情報の共有 合意形成
教育・普及
タイワンモクゲンジについて
・タイワンモクゲンジについて
ムクロジ科落葉高木
H3大村に植栽
現況 開花木6本 稚樹 700本
成長きわめて早い
稚樹:高密度
被陰・被圧化でも生育化
圧倒的萌芽再生能
・対策
果実の実る前に枝を剪定
調査:自然文化研究所 対処:支庁土木課
・今後
稚樹の引き抜き
親木の伐採
土壌の移動禁止
モニタリング
啓発:行政から地域住民へのアナウンス
・タイワンモクゲンジはまだほとんど在来種とのネットワークがない
今が駆除のチャンス
以上